2018/04/13
こんにちは。院長の杉本です。
先月末からのことですが、
妻がのどの痛みを感じるということをしきりに訴えていました。
食べたり、飲んだりで痛くなるということはなく、
普通にしていても痛みを奥のほうで感じるというのです。
心配になって、耳鼻咽喉科を受診し、鼻からカメラを入れてみてもらったそうです。
結果は“異常なし”!
とりあえず、様子をみてくださいということで帰宅してきましたが、
痛みは変わらないので心配なようです。
このようなのどの痛みですが、
病院にて咽頭炎や食道炎などの診断が出される方もいますし、
今回の妻のように原因がよくわからないというように言われる方もいます。
では病理的な問題がなく、特に病院で検査をしても原因がわからない場合、
本当のところは何が起こっているのでしょうか?
原因のひとつとして可能性があるのが、
「顎二腹筋」(がくにふくきん)という顎の下の筋肉と、
「迷走神経」(めいそうしんけい)というのどの奥や食道、
また多くの内臓を支配する神経が関係している問題です。
簡単にいうと、顎の下の顎二腹筋が緊張して硬くなり、
その下を通る迷走神経を圧迫してしまうという問題です。
迷走神経はのどの奥の咽頭や食道といった場所の感覚を伝える働きもしています。
その神経が圧迫を受けると、のどに痛みや圧迫感として異常をきたすことがあるのです。
顎二腹筋はあごを開く作用がありますが、
頭の後ろ(後頭骨)についているので、頭を支える首の筋肉の影響も受けています。
頭を前に突き出す姿勢を長く続けていると、
(デスクワークやパソコン作業、スマホを長時間みるなども含まれます)
ひとによっては少しずつこの筋肉が硬くなり、
神経を圧迫して、やがてのどの痛みとして起こることがあるということです。
そのほか、のどの奥の痛みと思っていたものが、
首の前側の筋肉の過緊張によるものだという可能性もあります。
これも同じように頭を前に突き出す姿勢が関係しています。
通常の整体やカイロプラクティックで、あごの調整をしてくれる治療院も少ないですし、
また、顎二腹筋をピンポイントで調整してくれるところもさらに少ないかと思いますが、
もしこのような問題が疑われれば、当院でも行っているアクティブリリーステクニック(ART)による施術も有効です。
わたしもまた後で、妻ののどの状態もみてみようと思います。
結果はまた後日報告できればと思います。
エクサカイロプラクティック院
杉本
エクサカイロプラクティック院
〒277-0852 千葉県柏市旭町1-4-16 前澤第2ビル3F